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zoom RSS フジ製糖専用線跡下見―其の四

<<   作成日時 : 2011/11/27 19:59   >>

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■13:30―かつてはこの先にフジ製糖青森工場が見えていた
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 畑が広がる景色の中、専用線跡のやぶ道がずっと西を目指して伸びています。この景色の奥に、かつてとてつもなく巨大なフジ製糖青森工場の建物が見えていたはずです。


■13:35―再び森に囲まれた
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 畑を過ぎると、再びちょっとした森に囲まれたところに出くわしました。両サイドを木々で囲まれているので、やぶの勢力が弱まっています。ここにもかつて専用線が通っていたと思わせる痕跡がたくさんありました。


■13:36―枕木がごろごろと
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 枕木がいたるところにごろごろと転がっています。昭和28年生まれのN会長は「昔はよく鉄や銅を拾って業者に売ったもんだ。鉄製のレールは残らず処分されて、枕木はそのまま捨てられたんだろう」と言います。


■13:37―まるで神隠しのような場所
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 レールはなくても、この辺り一帯に鉄道が敷かれていたことは想像に堅くありません。取り外された枕木が、あたり一面に無造作に捨てられているんです。半世紀経っても朽ちることなく残っているこの空間は、まるで半世紀の間、神隠しにでもあったような不思議な空間でした。


■13:41―そろそろ工場跡地が近づいてきた
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 神隠しの森を抜けると、再び広々した場所に出てきます。写真正面に家が見えますが、昭和50年当時の航空写真にはこの存在はありません。ですから線路がつぶされてから、土地を分筆したりして家が建ったんでしょうね。この家の向こうが県道になっていて、その県道を渡ればフジ製糖青森工場跡地です。


■13:46―いよいよ県道が近づく
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 さらにやぶ道を進みます。家が近づいてきました。ここを越えれば県道、工場跡地です。


■13:50―県道に出る
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 向山駅を出発して約1時間半、ときどきやぶこぎをしながら、ついに工場跡地を望める県道に着きました。かつての専用線は、手前から県道を越えて、写真奥のやぶを通りながら工場へとつながっていたはずです。


■13:54―かつてこの荒野に大工場があった
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 県道を渡ると、広大な更地が広がっています。数年前、ここは「フラワーガーデン」というちょっとした観光地だったのですが、開業数年で業者が撤退してしまいました。まるで半世紀前のフジ製糖青森工場と同じような道をたどったように思えてしまいます。かつてこの荒野に、200人以上もの従業員を抱える大工場があったんですね。誘致した六戸町は、このために町道を大規模に整備したり、小学校を新設したりしてまで工場を迎えたわけです。砂糖増産が国策として叫ばれ盛り上がった当時、このような荒野になることは誰もが予想しなかったことでしょう。このような歴史を持つフジ製糖青森工場と向山駅は、ビートや砂糖の輸送経路として、切っても切れない関係にあるんですね。


■13:55―工場跡地内の専用線跡をたどる
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 工場跡地内は広々しています。この用地の南端を専用線が通っていたのですが、その痕跡はやはりこの土手でしょう。土手の北側(写真では左側)を通り、工場内で何本かに分かれ、ビートを運搬したり、砂糖を向山駅に向けて運搬したりしていたのでしょう。さっと見ただけではそのようなことは分からないでしょうが、こうした歴史を知った上で荒野を歩くと、当時の喧騒が少しは思い浮かべられそうです。

■13:55―工場跡地南端に残る巨大なマス
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 工場跡地南端、おそらく専用線が通っていたと思われる場所に、巨大なマスを発見しました。つくりをみると、おそらく数十年は経っているのではと思われます。縦横それぞれ4mほど、深さも2m以上はあろうかという巨大マスです。フジ製糖青森工場は大量の水を使う必要があり、北側の稲生川水系の用水路方向から水を入れていたという話を聞いたことがあります。これはその反対側ですから、もしかしたら排水を流すため、一時的に水をためられるマスだったのかもしれません。

 この後、県道を向山駅に向かって2人は岐路につきました。行きは約1時間40分、帰りは約30分でした。トータル2時間強の行程ですね。フジ製糖青森工場跡地をじっくり見て回らなかったので、この見学を入れると3時間コースでいけそうです。
 歩いてみて感じたのですが、半世紀近くの時が経ったとはいえ、ずいぶん痕跡がはっきりしていることを感じました。しかし夏は猛烈なやぶがありますから、歩くとすれば雪どけ後の初春、降雪前の晩秋と、限られた期間になることは間違いないでしょう。その中でも後者のほうが、雪どけ後の水を心配することはなく最適かと思いました。
 この道は車や自転車では、その魅力の1割も感じることができないなと思います。やはり徒歩で実際に足で踏みしめながら、思いを馳せながら歩いてこそ、当時の姿をじっくりと思い浮かべられると思います。

 このコースは、間違いなく向山の歴史を肌で感じられる見所です。


○前に戻る → http://mukaiyama-chonaikai.at.webry.info/201111/article_79.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今日の下見、大変お疲れ様でしたm(__)m

例の件を実施しようとするには大きな問題が出てきましたね(;´・`)

この巨大な瓦礫は明らかに米軍系のだと推測出来ますし、私有地の持ち主にも企画や立案などの説明も必要ですよね(´〜`;)

時間をかけて一つ一つクリアーにして行かないとならないみたいですね(´ω`)

私が幼少の頃にはN会長様へ話した通り、町道には線路が残ってましたし、その周辺には、今でも叔母の畑も有ります☆

また近々、お伺いした時にお話し出来る事を望んでおります(^^)
田中
2011/11/27 22:06
 田中さん こんばんは。

そうですね。何をやるにもいろんなクリアーするべき
事が生じますが、みなさんの熱意さえあれば、問題な
いでしょう。

 ツアーが決まりましたら、ブログ等で紹介しますので
その時は、ぜひ参加してくださいませ。 
 
N会長
2011/11/27 22:20

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