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zoom RSS 向山駅弧線橋考

<<   作成日時 : 2012/04/30 19:57   >>

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 向山駅プラットホームへ続く弧線橋には、けっこういろんな秘密が潜んでいます。地元人にもよく知られているのは、弧線橋の西側は比較的早く作られ、その後しばらくして東側が足されたということです。古いほうは1963(昭和38)年7月完成、東側の新しいほうは1980(昭和55)年12月に完成したものです。お話を進める上で、古いほうを西弧線橋、新しいほうを東弧線橋とします。

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 西弧線橋の側面に「1963.7」とプレートがつけられています。完成したときの証ですね。この写真だと小さくて見にくいかも。

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 西弧線橋の階段を上りきると、構内の床にもプレートが埋め込まれています。ご覧のとおり「1963.7」ですね。年齢にすると、今年で49歳になるんですね。

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 東弧線橋から弧線橋全体を望みます。外側の塗装を見ると、東と西でつくりが違うことが分かります。大まかに言うと、西側は鉄筋とコンクリート、東側は金属でできているような感じです。やはり東のほうが部材が新しそうに思います。

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 東弧線橋の入り口すぐのところ、足元にプレートが埋め込まれています。「1980.12」とありますね。上のプレートを見ると、次のように書いてありました。

向山こ線橋
設計/盛岡鉄道管理局
施工/株式会社柏崎組
着手/昭和55年9月27日
しゅん功/昭和55年12月25日

 なんとこの東弧線橋、クリスマスの日に出来上がったんですね。今年で32歳になる東弧線橋です。

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 弧線橋の中を歩き、東と西の中間点に差し掛かります。手前が東弧線橋、奥が西弧線橋です。天井、壁、窓などを見比べると、内部も大きくつくりが違うことが分かります。

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 西弧線橋と東弧線橋の連結点のあたりに、プラットホームへ下りる下り階段があります。その階段を下りて、裏面を見ます。現場を見るとすぐに分かりますが、西弧線橋を支える柱は、鉄道のレールでできていることがわかります。まっすぐなところだけでなく、U字型に湾曲した部分もレールです。この屈強なレールを曲げるんですから、なかなか高度な技術です。

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 さらにこのレール、よくよく見るとどうやら年代のような数字が刻印されています。いろいろな年代があるのですが、これがもっとも小さな値、おそらく1924年のものではないかと思われます。今年で88歳です。

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 こちらは1925です。年代だとすれば、大正時代のものということになります。今年で87歳です。

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 こちらは1934。年代だとすれば昭和9年です。現在のレールと見比べてみると、若干幅が狭いように思います。今年で78歳です。

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 こちらは1940。昭和15年です。今年で72歳です。まさに戦前のものではないですか。こうした古いレールが、平成になっても向山駅の弧線橋をがっちりと支えていると思うと、なんだか不思議な気持ちになるものです。ずっとずっと長い間、弧線橋を歩きわたる人々を、がっちり支えてくれたレールたちなんですね。

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コメント(1件)

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弧線橋では無く、跨線橋ですね。これは継ぎ目が分かりやすいですね〜。
http://f.hatena.ne.jp/keyboar/20120503110545
↑九州鉄道記念館で撮って来ました。

四方にトゲの生えた丸でSを囲んだマークは、八幡製鉄所のマークです。製造年は戦時中には、「2602」など皇記での表示もされていました。
30や60は、1m辺りのレールの重さ、60なら60ポンド(約30kg)を意味しています。並んだ縦棒は、その数で何月に製造されたかを表しています。
きーぼー
2012/05/13 01:18

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